2023-04-04 味方 オリジナル 詩 正義の味方にはなれない夢は叶わない 未来は暗い綺麗事で世界は救えないでもそれがたった一人の人生の窮地だとしたら 愛情で守るべき何かが詭弁や傲慢だとしても僕には揺るがない信念がある動くべくして動き始める そこに宿る心の迷いと葛藤こそきっと誰もが憧れた過去の自分も求めてた誰か一人の正義の味方なの
2023-03-25 青春邂逅 オリジナル 詩 胸が高鳴るのはきっとあなた出逢えたからもうすっかり大人なのに夕焼けの中 走るのは 恋でも愛でもないならば楽しいと思える方へ人生そんなに甘くないならばせめて笑っているよ 気づけばあの日みたいな青春してる恥じらいも不安も期待も優しさも厳しさも全部ごちゃ混ぜで懐かしいけど新しい僕とあなただけの明日を
2023-03-25 春の扉 オリジナル 詩 溢れるばかりの荷物に紛れ込んだのは春の標あの日 旅立ち別れを誓った季節が今年もやってきた かつての友の影今となっては一つもないけれどそれでもなんとかやってる僕がいるたったそれだけの話 いずれ来るさよならさえこの陽射しが優しく包んでくれる当たり前を大切にこの繋がりを大切に明日を生きればいい日になるよ
2023-03-07 バースデー オリジナル 詩 君の瞳に僕が映るただそれだけでいいの君の過去は言葉でしか知らないし僕の過去も言葉でしか伝えられないだけど だからこそ今こうして出逢えたのなら何も悲しいことはないよ いずれさよならするのかなでも終わりは始まりだってもう分かりきっているから生まれたこと生きてることそれら全てを愛せる日が来るように 僕は祈る 君の幸福を僕は願う 眩い未来を
2023-03-06 在処 オリジナル 詩 日常に潜む日陰にて今日も青年は詩を書く離れ離れの今恐る恐るの未来でも 確かに存在した青く眩しい過去 守るべきものは守るべきだ知ったことで希望を持てた揺るがないものが壊れない様にまだ慣れないそいつを大事に大事に時になおざりにしながらも未来へ向かう いずれ来るさよならさえ吹き飛ばす勢いで僕の心はここに
2023-03-04 永久に オリジナル 詩 さよならなんて似合わないぜとは言ったものの今日も隣で笑う君を見て離れないでと願うの 慣れとは恐ろしいもので当たり前がずっと続くと錯覚をする一種の幻 一瞬の魔法消えてしまうことがないようにと願うの だから精一杯 今を噛み締める忘れないように 言葉に書き留めながら幸福が崩れてくるその前に不幸を嘆くことがない様に
2023-02-26 少年 オリジナル 詩 少年の瞳が濁る握りしめたのはわずかな小銭と夢と呼ぶには哀れな将来 いつまでも子供でいたいけれど気づけば大人になっていたあの日描いた理想は一つも叶っちゃいない嘆いたって俯いたって響きわたるのは過去の亡霊の足音 世界を憎んでる今になっても尚朝がそれらを溶かすまで少年は闇の中
2023-02-13 日陰 オリジナル 詩 今がどんなに幸せだとしても簡単に壊れてしまうのでしょうか光の先が再び暗闇ならば僕はどうしたらいいのだろう 幾つもの夜を超えて何度となく挫折を味わってようやく勝ち取ったこの日々をいつまでも保っていたいと願うけど でも大丈夫 光の先は暗闇でなくきっと日陰であって痛み苦しみを知ってる君だからこそまたそこに日は昇るでしょう
2023-02-08 花束 オリジナル 詩 平凡な日々が一番の幸せ失って気づく その気まぐれな幸福を僕らは右往左往しながら なるべく長くと此処に留められるようにと散ってく花弁を摘むような儚さで 言葉にすれば消えてなくなる柔い花束の詩誰に捧ぐことはなくとも紡ぐ 孤高の詩