2023-01-11 少年、夕闇、影法師 オリジナル 詩 学校からの帰り道 虚ろな目で歩くこの夕暮れの向こう側にある悲しみ喜びも全部抱えて恐る恐る生きる何かに取り憑かれた様にのたうち回る日々そんな人生くそくらえ 十七歳の夏腐れ縁になったオーバードーズまだ知らないことが多すぎて知り得たことだけで世界を睨む そんな人生くそくらえそんな人生くそくらえって何かの呪いみたいに呟いて少年は闇の中 消えゆく影に光を託す