FOREVER POETRY

閲覧ありがとうございます。詩を書いています。

眠れない夜

毎晩 何か一つを犠牲に
僕らは束の間の幸福を手に入れた
それはとても空しく刹那的で
朝になれば全部夢みたいに消えた

そんな夜を何度も迎える度
星と星を線で結び
星座を創る様に
幸福と幸福を繋いで
僕らは過去を浄化した

犠牲になった万物が星屑になって
空を覆ってキラキラ眩しい
眠れないのはこいつのせいか
僕は溜め息をすると同時に
少しだけ微笑んだ

夕焼け

夕焼け空が寂しいのは
真っ暗闇が僕を待っているから
だけどきっとつらいのは僕だけじゃない
どこかで同じ空を見上げているあなたも

何を成しても 別れるさだめなら
せめて末永い幸福を
祈って 疲れ果てて 幸せって何かを忘れて
大人になってしまったよ

夕焼け空が綺麗なのは
毎朝 陽が昇るのを知っているから
だから寂しい時の夕焼け空も
また 明日が始まる優しい標だよ

春の終わり

さよなら

僕らは別れを告げた

あれから数年

僕は変わらないままで

この季節に立っていた

 

悲しみの果てで

誰かに会えるはずだと

信じきった信念は

駅前の人混みに押しつぶされ

 

夢も友情も希望も愛も

知らないほうがよかったか

全部なくして ふて寝して

 

夕焼け時

幸せと理想が不釣り合い

家族の笑い声といつかの夢が不釣り合い

春の終わり

空っぽなまま

空っぽなまま

名もなき人

感性で生きるということは
純粋で居続けるということは
居場所がなくて
とても寂しいことかもしれない

それでも君が人生を歩むことを止めないのは
ほら見たろって ざまぁ見ろって
今の自分に言ってやりたい未来が
待っているからかもしれない

光と陰 喜怒哀楽すらをも忘れて
ただただ詞を書き留め
誰からも褒められず
誰からも愛されない
名もなき僕らに光が射すよう
光の表現者を 陰の理解者を
僕は今日も謳い止めない

青の夜明け

僕らのいつかの春には

もう戻れないと

凍えた気持ちが 夜空に消える

美しい星々から落ちる雫に託す

明日への希望

 

夜明けよ 早く来いと 祈って

明日は 今日より前へと 転んで

それでも 傷だらけで尚も 笑っていたい

 

朝がやってきて 眩い光が僕を照らす

あの太陽は 僕らの目指す未来

そう信じて出掛ける毎日に

優しく日差しが包み込む

続きを読む